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また、東京に行って来ました。
今回は、認知症の母を大阪に引き取る為の準備で行って来ました。
認知症の母は、だんだん認知症も進み、寝たきりですが、今回のショックは、母自身の自分の名前
を忘れてしまっていた事でした。(苦笑)
もちろん、私が誰であるかも、等の昔に忘れてくれていますが...(笑)
認知症の人は、昔の事、楽しかったこと、自分の好きだった事、それらをしっかり覚えていることが
多いのですが、脳の構造がどうなっているのか、どんどん忘れて行きます。
昔の写真を見せたり、自分が写っている写真は、特によくわかり、思い出すようです。
しかし、自分の名前が出てきません。
前回は、昔の懐かしい写真を数枚見せると、必ず、自分が写っていることを確認し、
「私!」 と、答え、自分の名前を言っていました。
しかし、今回は、その、自分の名前が出てきません。
というより、昔の(旧姓)の名前で答えるのです。(苦笑)ちょっとショックでした。
病院で寝たきり状態で、去年の11月に、姉が亡くなってからは、元気もなく、落ち込んでいた
様子だと、看護師さんたちが、話してくれていたのですが、食事も拒否してしまう事もあるのが
認知症の方の特徴かもしてません。(逆の場合もあります。)
認知症の母が入院して、1年半になり、認知症の症状の変化を見てきた私は、やはり、認知症を
患いながらの本人は、誰かと関わっていたいということ、そして、答えのない会話ですが、話しかけ
てあげることや、手や足を触れ合ってあげること、そんなことが、分かって来ました。
元気な私達にすれば、ちょっと大変な作業です。
話しかけても、まともな答えは、返って来ることはないし、ムスっとしたまま、口も聞かないことも
しばしばですが、根気よく、話しかけ、手をさすり、触れ合うこと、時には、寝たままの状態でも
髪をとかしてあげたり、、携帯で写真を撮り、今の様子を見せてあげること大事です。
携帯の写真は、毎回その場で撮っては、母に見せると、声を出して、ケラケラ笑ってくれるので
私も、喜んで何度も繰り返します。
そんな些細な、コミュニケーションが、とても、心地よいようで、安心した目をしてくれます。
東京から、大阪への転院は、容易なことではありませんが、近くに来てくれる、そんな気持ちが
私を動かしているようです。(笑)
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