2015年3月18日水曜日

お彼岸の意味~魂と魂の繋がり

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今日から、彼岸の入り、ということで、こんな質問を受けました。


【 お墓に行って願い事をしてはいけないのですか? 】 と言う質問です。

この場を、お借りして、お答えしたいとお思います。


もともと、お彼岸とは、仏教用語ですが、お彼岸に、お墓参りをするのは、日本だけで、その日本

の各地でも、お彼岸にお墓参りをする地域と、しないところがあります。

また、お彼岸以外で、お墓参りをするのは、お盆の時期ですが、この2つは、少し意味が違います


お彼岸は、年に2回、春と秋の2回あります。

しかし、お盆の時期は、地方により、7月であったり、8月であったりとバラバラです。

このお盆のばらつきは、企業の休みと里帰りの時期を考え、ずらして、旧盆の8月のお盆としたとこ

ろが、ほとんどです。

では、お彼岸とお盆の時期の、お墓参りは、どう違うのかというと、お彼岸は、本来は、お墓参りは

必要なことでは、ありません。

しかし、年に2回ぐらいは、先祖を思いだし、供養しましょう、という意味もあり、お彼岸には、

お墓参りをしましょうという習慣が出来たようです。

また、お盆は、逆に、お墓参りは、意味がなく、家の方に、先祖を呼ぶ(亡き人が帰る。)ことから

迎え火を焚き、送り火を焚くのです。


そして、質問の、お墓に願いごとは?は、お墓参りは、先祖を供養し、偲ぶ場所でもあり、お墓で

願い事は、しない方が良いのかというと、そうでもありません。


あの世に先だった先祖に、お願いをすることは、悪いことではありません。

守護霊や、先祖の霊は、私たちを守り、導いてくれることもあるからです。

ただし、願いを叶えてくれるのか?というと、そう、うまくは、いかないでしょう。

簡単に言うと、お墓参りの時に、願い事をしても、良いけれど、願いが叶うとは、限らないといった

ところでしょうか!(苦笑)


お墓は、先祖を供養する場所でもあります。先祖を大切に想う気持ちが、お墓参りという行為で

表すことで、先祖を忘れない思いを、持つということが、大事なのです。

もし、お墓参りに、なかなか行けない人は、自宅に仏壇があれば、仏壇に手を合わせれば、それで

十分でもあります。

お盆にも、迎え火、送り火をするところも、少なくなってきている現代では、心の中で、先祖や

亡き人を思い出して上げてください。それだけでも、供養になります。

もちろん、1年に1度ぐらいは、いつでも良いので、お墓参りをして、先祖を思い供養してあげて

欲しいものです。


お墓自体には、お骨はありますが、魂がいる場所では、ありません。

しかし、お墓参りをするのは、やはり、先祖を忘れないための場所であるべき…といったところで

しょうか。誰でもが、先祖によって、今のあなたがいるのですから、その先祖を偲ぶことは、

大切ということなのです。


お彼岸に、お墓参りをするもしないも、自由ですが、先祖や、亡き人を思い出してあげることは

重要で、あの世から、【 あいつは、全然思い出してくれないぞ!】 と、頭を抱えている先祖も、

多くいるかも知れません。(笑)

先祖や、亡き人を思い出してあげることは、自分の幸せにも、繋がることだからです。(微笑)


それは、先祖の魂も、亡き人の魂も、自分の魂も、すべてが、繋がっているものだからです。(笑)





※ 2015年のお彼岸の入り(18日)・彼岸の中日が(21日)・彼岸明け(24日)です。





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