2014年12月22日月曜日

         また一つ旅立った魂

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今日は新月(朔旦冬至)の日






舞い散る雪の夜空に
 

駆け上がるあなたの魂が見える
 
 
何処に居ても心は繋がり
 

あなたがいない聖夜もまた静かに雪に埋もれ
 
 
目を閉じ心に手を当て囁いて見送る
 
 
やっと自由の身になれたね
 
 
 
 
苦しみはこの世の思い出の置き土産
 
 
一緒に笑った日の思い出は
 
 
ダイヤモンドの輝きのようにきらきら輝きを放っていたから
 
 
 
悲しみの涙は流さない
 
 
 
 
そして駈け上がる魂にそっと伝えたい
 
 
お疲れさまでした…と
 
 
そしてすべてが終わりではないのだからと
 
 
これからの自由な旅の始まりなのだから


何も心配しなくてもいいんだよと


光に包まれ登りゆく魂に手を振ろう


 
 
風が冷たい聖夜の夜に
 
 
笑いあった夜の星を見上げた日
 
 
ポツリとつぶやくあなたのさみしげな一言を思いだし
 
 
分かっていたよ
 
 
 
あなたの寂しさを受け止め横顔に笑顔を返し
 
もう少し頑張れと心の中で囁いた日
 
 
思い出は過ぎては消える摩天楼のように
 
 
風に乗せて消えていくだろう

 
 
 
今度生まれ変わって会える日はいつだろう
 
 
時を経ても特別な新月の日に再生して来たねと言える日を
 
 
その時あなたは変わらず笑い飛ばしているだろうか
 
 
 
そして私は言うだろう
 
 
今度はもっと片意地張らずに
 
 
  自分を大切にね!

 
 
 
 
 
 
 

  ~ 新月ポエム 榊 瑠璃 ~




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※ 昨日、私と同じ年の、親しい知人がこの世を去りました。
 
長年病気と戦いながらも、仕事もし、飲み会の席にも、顔を出してくれていた彼に
 
最後の言葉を贈りたいと、綴ったポエムです。
 
 
 
 
 
 


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