今日は新月(朔旦冬至)の日
舞い散る雪の夜空に
駆け上がるあなたの魂が見える
何処に居ても心は繋がり
あなたがいない聖夜もまた静かに雪に埋もれ
目を閉じ心に手を当て囁いて見送る
やっと自由の身になれたね
苦しみはこの世の思い出の置き土産
一緒に笑った日の思い出は
ダイヤモンドの輝きのようにきらきら輝きを放っていたから
悲しみの涙は流さない
そして駈け上がる魂にそっと伝えたい
お疲れさまでした…と
そしてすべてが終わりではないのだからと
これからの自由な旅の始まりなのだから
何も心配しなくてもいいんだよと
光に包まれ登りゆく魂に手を振ろう
何も心配しなくてもいいんだよと
光に包まれ登りゆく魂に手を振ろう
風が冷たい聖夜の夜に
笑いあった夜の星を見上げた日
ポツリとつぶやくあなたのさみしげな一言を思いだし
分かっていたよ
あなたの寂しさを受け止め横顔に笑顔を返し
もう少し頑張れと心の中で囁いた日
思い出は過ぎては消える摩天楼のように
風に乗せて消えていくだろう
今度生まれ変わって会える日はいつだろう
時を経ても特別な新月の日に再生して来たねと言える日を
その時あなたは変わらず笑い飛ばしているだろうか
そして私は言うだろう
今度はもっと片意地張らずに
自分を大切にね!
~ 新月ポエム 榊 瑠璃 ~
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※ 昨日、私と同じ年の、親しい知人がこの世を去りました。
長年病気と戦いながらも、仕事もし、飲み会の席にも、顔を出してくれていた彼に
最後の言葉を贈りたいと、綴ったポエムです。
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