2014年12月2日火曜日

神封じ~笑って笑ってさよならね。

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封じられた神棚…というと何事?と思われるかも知れませんね。(苦笑)


神棚は、神様を祀るところなので、家族の中で、この世の終りを遂げた仏様がいらっしゃる家では

神道の考えにより、「穢れ」(けがれ)た気が発生してしまうことから、神様に、その穢が及ばない

ように、49日の間、神棚に白い紙を垂れ下げて、神封じをしておきます。



10年間、癌の闘病生活を続けていた、実の姉が先日この世を去りました。

実は、サンキャッチャーが切れた日が、姉からの不調を訴えて来た日でした。

それから、2週間と経たずに、この世を去りました。


駆けつけた1週間の間に、たくさんの色々な経験をしました。


亡くなったその日の夜中、別の病院にいた母のところへ、姉の魂が現れたようです。


母は、夜中中起きていたそうです。(看護師さんの話)

私が、次の日、母のもとへ報告に行くと、もう知っていたように、姉の名前を連呼していました。

いつもは、喋らない母が、その日は、はっきりと、「みんなと一緒にサヨナラしたいの…。」と

私に言ったのです。


そこで、決心がつき、母を最後に姉の所へ、顔を見せてあげる手はずを整えて、次の日、母を連れ

て行き、最後のお別れをさせました。


認知症が進んでいる母が、分かるかが疑問でしたが、一目最後の顔を見せてあげたかったのです

硬い表情の母の顔は、状況が分かっているのか?表情からは分かりません。

しかし、病院に戻る車の中で、母は、静かに涙を流していて、びっくりしました。


やはり、魂と魂は繋がっている。と感じた瞬間でした。



人がこの世を去る時、そして、別れが来る時、魂と魂は、呼び合い、心配な人の所へと駆けつけ

自分の存在を分からせます。

そして、魂同士での会話を交わすことが出来るのです。


最愛の人を亡くされた方からの、ご質問を受けることがあります。

そんな時は、悲しいことだけれど、魂と魂はいつも繋がっているので、いつでも、その人を思いだし

近くに感じる事が出来るのですから、とお話をさせて頂きます。


たとえ母のような認知症の人でも、誰が誰だか分からなくなってしまっていても、血のつながりや、

親兄弟、姉妹、子供など、意識は、いつも有り、繋がっているのだということがわかります。

大事に想う気持ちが、意識とともに繋がっているのだと思われるからです。


そして、この世を去ることが、悲しいことなのではないのですから、見送る側も、悲しいさよならでは

なく、笑って見送りました。(自分で決めて来た、この世の最後の年齢は61歳でした。)

母と一緒に、頬を突っついて、笑って笑ってさよならね…と…(微笑)


そして、病気と闘った姉の魂は、今やっと解放されて、自由に、のびのびとしていることでしょう。

最後に言った一言。

             ~ 「早く帰りたい…。」 宇宙へ早く帰りたいと願った一言でしょう。












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