2012年1月21日土曜日

自分の子供に愛情を持てますか?

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血がつながっている親子でも、親と子との間で、合う、合わないの性格的なものが出てくることは

確かで、同じ親から生まれた子供同士にも違った感情が出てくるのは、不謹慎かもしれませんが、

少なからずあるように思うのです。


これは、遺伝子関係によるものなのかも知れません。


親と同じような性格を持つ子供は、似ているところが多い分、逆にそれが嫌に映ったりする場合が

あるように思うのです。子供は、父と母の二分の一の確率で似てくる部分があると思うので、どうし

ても、嫌なところとか、同じ好きなところ、というように性格上出てくるのではないかと思うのです。


この場合、隔世遺伝は別として考えてみても、同じ親でも、子供に対する感情が違ってきて

当たり前なのかもしれません。


たとえば・・・。

娘が2人いる4人家族(父・母・長女・次女)として、自分の同じお腹から出てきた2人の子供でも

長女は母親にそっくりで、性格も同じようなら、母親は少なからず自分の性格の嫌なところを見る

ことにもなり、自分を見ているような部分が多く、あまり好きではないという感情が生まれることが

あるかもしれません。


往々にして、2人の子供をもうけた母親というのは、長女・次女のどちらかの一方が好きになり、

どちらか一方を可愛がる傾向もあるという事が分かっています。

これは、男性である父親でも同じことが言えそうです。



今日では親が、子供を虐待する事件が多く、胸を痛めることが多いのですが、背景には、

こういった、感情の動きがあるのではないでしょうか?

極端に言ってしまうと、自分が産んだ子供を好きになれない親がいる、という事なのだと思います。



しかし、親というのは、自分の子供には、どんなん子供でも、20歳までは、育てる義務があり、

愛情の偏見を持ってはいけないものだと思うのです。それでも親も人間であり、感情を持つ

生き物ですから、自分の感情に逆らえない時もあるでしょう。

しかし、そこには、子供に対する責任があるので、好き、嫌いにかかわらず偏見を抑えて接する

努力は必要で、一方だけを異常に可愛がったりすることが無いようにしたいものです。



子供は、勝手に生まれてきたのでは無いし、子供もちゃんと親を選んで、生まれてきたのだと思う

のですが、決してうまくいくとばかりの関係では、無いかもしれませんが、そこは親と子の関係

を勉強と捉えると良いのかもしれません。子供によって親も成長させられてくるのですから、

決して差別があってはいけないのだと思うのです。



大変な子供こそ、親は勉強させられ、親も成長していけるのですから、上手な親子関係が

できるか否かは、お互いの努力があってこそなのではないでしょうか?



子供は、親の愛情をしっかり読み取りながら成長していきます。

そんな子供に、偏見の愛情を見せないようにするのも、親の役目ではないでしょうか?


子供に対して、自分とは合わないという感情が芽生えたとしても、子供には悟られないように

上手に育てて行くことが、1人の人間として、愛情ある人間に子供は成長していくように思います。



それは、子供から孫へと繋がる感情ですから、決しておろそかにしてはいけない、感情という

愛情なのではないでしょうか?


偏見を持たない愛情を教えて行く立場の親が、偏見の愛情を持つことの無いように、子育てして

行けたらきっと虐待事件が減っていくことでしょう。



あなたは子供に愛情を注いでいますか?



親も、親である前に1人の人間として、一緒に子供と成長していきましょう!


それがきっと良い親子関係を築ける、礎(いしずえ)になるのではないでしょうか?















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