2011年12月4日日曜日

人の一生を考えてみた

人間の一生を考えると、なぜか面白い事に気づきました。

10代の頃は一生懸命覚えることに専念して、自分の知識をたくさん蓄える時期で、さらに自己が

確立されつつも、まだまだいろいろなものを見比べたり出来ない時期。


10代後半は、何か、もやもやすることが多くなる時期で、いろいろなものに反発しながら、

粋がってみたくなる時期で、自分の考えが、「すべて!」みたいに、ちょっと背伸びをしたい時期。


20代になって来ると、自己主張が、強くされるようになり、ちょっぴり反抗しつつも、大人という

自覚に目ざめる時期で、大人の責任の重さを感じ始め、それでも、まだまだいろいろなものを感じ

ながらも、たくさんの事を覚えて行く時期。


30代になると、少し周りの状況が見えて来て、自分の立場と、他人の立場の違いを見極められ

てくるようになり、人間として、さも充実した考えを持てるようになりながらも、まだ自分の失敗を

許せない時期で、それでも、人との関わりを大切に、考えられる時期。


40代になると少し、これから先の人生を考えながらも、まだまだ行ける感覚と、少し、人の痛みや

悲しみを分かる余裕が出てくる。仕事にも一番冴えわたる時期で、さらに人間としての勉強を

自分を通して自然と身につけられる時期で、一番充実している時期。


50代になると一番油がのった魚のように、鮮度は落ちるけれど味が出て来て、大きな器が

出来上がりつつあり、何でも丸く包める感覚になる。この頃になると、今までの自分の歩んできた

人生を振り返りながらも、まだこれから、という気持ちも持ちながら、頑張れる時期。


60代になると、少し老いを感じながら、少しずつ子供の感覚に戻って行くように、拗ねてみたり

短気を起こしてみたりと、自分の感情が、落ち着かない感じになるよう。

それでも、気持ち的にはまだまだ若いものには、負けないという、強い気持ちが湧くことがるよう。


70代になると自分の事よりも、周りの幸せに心が動かされつつも、第2の幸せを考える時期に

なるよう。それでもまだ、これからの時代を考えられない時期のよう。


80代になると、身体が思うように動かせないけれど、精神的には充実感もあり、それでも少し

子供のような行動や気持ちが、よみがえる時期のよう。



人間は、おぎゃぁ~と生まれてから、子供の時期を経て、また子供に帰っていくと言います。

それは本当の事のようです。


皆、死にゆく時も、生まれた時と同じ気持ちになり、無に帰っていくのではないでしょうか・・・。

それならば、自分の人生を豊かなものにしながらも、心の余裕を勝ち取り、生まれたままの

状態になる自分も容認して、その時代ごとに、今、できることをしていけたらいいですよね。


その時代、その時代を大切に、しっかりと自覚しながら、自分を高める努力をしながらも

毎日を充実したものにしながら、過ごせたらいいですよね!


同じ人間として生まれてきても、皆それぞれの個性を持って生まれてきたのですから!


*                                ~人間がまた無に帰る時まで!








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