2013年2月12日火曜日

介護をする家族~その試練とは?

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高齢社会へと移ゆく中で、家族の介護の難しさが浮き彫りになってきている今日この頃ですが、

両親の年と共に、体が弱り動けなくなっていく様を、家族は見ていきながら、自分もいつかはそう

なるのかと考えながら、介護に励んでいる方も多いと思います。


しかし、お金があれば、施設という選択肢も出てくるのですが・・・

それがその本人のためになるかは別問題です。


認知症を発症してしまった人は、その選択が分からなく、拒否をしたりする可能性もあり

家族を困らせる場合もあります。


逆にお金があるからと、まだまだ元気な人を(認知症を発症していない人)でも介護が必要な人を

施設に入れてしまうことへの疑問です。


重症の介護が必要な人には、家族が皆、働いているならば、仕方ないこともあります。


しかし、本人がまだ自分で頑張れるというほどの時に施設に無理矢理に入れてしまうというケース

もあり、その場合は、本人の意志は、あまり考慮されずに、家族が手がかかるからと入れてしまう

場合は、本人のためにもなりません。


もちろん見る方の家族は大変ですが、今はヘルパーさんを上手に使えば、結構一人暮らしの方

でも自宅で生活できるはずなのです。


逆に重症の介護が必要とする人がいる中で、家族も病気を抱えていながら、介護しているケース

もあります。



ある女性のお話ですが、実の母親と娘をもった女性は、自分も癌の治療をしているそうです。

その母親は認知症が進んでいて目が離せなくなり、娘も精神的疾患を抱えていて仕事には就け

ない状態なのだそうです。その女性も抗ガン剤治療を受けながら、副作用と戦いながらの生活で

すが、一切のヘルパーさんの援助が、昨年4月から打ち切られたというのです。


母親のためのヘルパーさんがそれまでは週3回来ていたそうですが、介護出来る家族と一緒に

生活しているという理由だけで、すべてヘルパーさんを使うことができなくなり、週1回のディー

サービスの利用だけ、それも自宅まで迎えに来てくれるわけでもなく、所定の集合場所に連れて

行かなければいけないとのことで、女性が治療中の時は副作用がひどく、母親の支度をすることも

出来ないほどで、仕方なくディーサービスに行かせることが出来ずに休ませてしまうとのことでした



その話を聞いて、なんと理不尽なことなのだと、憤りを感じました。

行政のしていることの矛盾が浮き彫りになっているようなお話です。


その女性には、もちろん有料の高額な施設に入れてあげるお金もないとのこと、他の施設は

入居待ちが1年以上も・・・とのこと。

しかし、せめて自分の治療中だけでも、ヘルパーさんが来てくれたらと・・・そう言っていました。



抗がん剤の治療の副作用は水も飲めないほど(吐いてしまうほど)の苦しさです。


その母親や娘のために食事を作らなければ行けない苦痛もよくわかります。


政権が代わり、これからを期待すると・・女性は言っていましたが・・・。



このことは、女性にとっても、その家族にとってもとても大きな試練を与えられているのですが・・・

そこから何かを学ばなければいけないことも、確かにあるです。

しかし、その試練に立ち向かう気力も、試されているのかもしれません。


人は、こんな時に、すぐに恨み言を言いたくなります。確かにその通りなのです。

しかし恨み言を言って変えられるものならば、等に変わっていることで、それができないのならば

他の知恵(行動)を考えることも一つの手なのです。


女性にとっても、家族にとっても大きな試練を与えられているのですが、それを乗り越える力を

試されていると考え、女性の病気も吹き飛ばすぐらいの気力で是非、頑張ってほしいものです。



.     神は乗り越えられる試練しか与えない!    ~私の好きな言葉の一つです。








                              ※ 宗教的関わりは一切ありません。







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