2012年8月23日木曜日

心の境界線と固定観念

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人は何か悩みを抱えていると、誰かの後押しがほしいとか、解決策を見出したいとか、

人に頼ることが多いと思います。


それが占いだったり、友人や知人のアドバイスだったり、先輩の助言だったり、目上の人の助言

だったりすると思うのですが、相談することは、話をすることで、ストレス解消にはなりますが、

決して解決策に繋がるとは言い切れないのです。



なぜならば、誰かに話すことで確かにストレスは軽減されます。しかし人に話すことで、何か同情

のような言葉がほしいだけの場合があります。


「そうなんだ!大変だね!」と同情はしてほしいのです。

「でも、こういう考え方にしたらどう?」には、なかなか従えないものなのです。


それは自分の中の固定観念が働き、どうしていいかわからない・・・と言っていても、

助言に、かたくなに自分の思想が入りこむのです。



たとえば・・・

恋人が他の女性と浮気をして、それが発覚した時・・・それでも彼は謝ってきました。

あなたならどうしますか?


すぐ別れる・泣きながら訳を聞く・ひっぱたいて別れる


上記の3つの答えのうち、どれかに自分の感情が当てはまった人は、固定観念のうちの一つの

自分は悪くないのに・・・という感情が芽生えているのです。


彼が浮気をするということは、少なからず女性側にも至らない点があると、自分で認識できて

いるか・・・ただ単に、彼が悪いと一方的に攻め立てることは簡単なのです。



そんな時は、まず自分の彼への思いはどのぐらいなものなのか、自分自身に問いかけてみると

良いのです。『私は本当に彼を愛してる?』『これから先、彼を信じて行ける?』と・・・



この時に自分の境界線をあらかじめ決めておくといいのです。

たとえば、1回の浮気なら、1度は許せても2度目はダメ!とか、浮気をしてもちゃんと謝り自分の

ことを大事にしてくれるならば、良しとする。もし浮気をして浮気相手にうつつを抜かすようなら

その場で、はい!さようならと別れる覚悟をしておく。


自分の中に彼への境界線をつくっておき、それを侵すような行為があった時には、自分で彼を

あきらめる覚悟をしておくと良いのです。(自分がどこまで彼を許せるか・・・なのです。)


それができていないため、どうしていいかわからない・・・ということになるのです。


人が助言をしても、自分の気持ちの整理がつかない限り、どんな言葉を聞いてもダメなのです。


結局は助言は助言に過ぎず、結論は自分で下さなければ解決には至らないのですから・・・



他の人のアドバイスを聞きながら、自分での解決策を探るという手も確かにあります。

しかし最終的に結論を出すのは、やはりアドバイスをしてくれた人では無く、自分だけなのです。




どんな悩みでも、考え方一つで出る結論は違ってきます。しかしそれを自分の固定観念と照らし

合わせてどのぐらいが譲歩できるかによって最終的な悩みの解決へとつなげて行けるのです。


誰かに相談してアドバイスを求めるならば、答え(結論)を聞くのではなく、選択肢がどのくらい

あり、その選択肢を、自分はどう捉え、どう結論に結び付けられるか、なのだと思います。



固定観念が外せない人は・・・人から助言を聞くことは、やめましょうね!(笑)








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