2012年6月18日月曜日

子供への叱り方~親として

.
子供の教育は、親にとって大変なことで、小さいうちからしつけや勉強を気にかけながら、

勉強が出来て、性格の良い子に育ってほしいと願いながら、いつしか親は、それ以上のものを

子供に期待してしまうのです。


自分よりはるかに良い学校に行ってほしいとか、有名大学に行くために、小さな時から英才教育

してみたり、子供が望むに関わらず習い事をさせてみたり・・・。


初めての子供には、とにかく前例もない親にとっては、模索しながらも厳しく子供をしつけるように

なってしまうようです。それは親も初めての子育てで、本当はどう教育していいのか分からず

ただ親の感情で怒ってしまったり、親から叩かれながら育った親は、また子供を叩くことで教育して

いると勘違いしてしまうのです。

そしてその子供はまた、親になり、自分の子供を叩いてしつけるようになるのです。


しかし、親の怒り方次第では、子供の心の傷は深まってしまうのです。



親の怒り方は、感情的になっては絶対にいけないのですが、親も人間で、感情で怒っては、いけ

ないこととは、百も承知なのに感情がどんどんエスカレートしていってしまい、怒鳴り散らすように

怒ってしまうのです。


もちろんそんな親ばかりではないとは思います。しかし感情が抑えられずに、子供を叱っている

親を多く見かけます。


しかし感情に任せて怒なり散らしている親は、いつしか子供の反発を買うことがあります。


子供が小さいうちは、親に歯向かうことが出来ずにじっと我慢して耐えているしかない子供は、

どんどん心の中で、悔しい感情が蓄積されてきてしまいます。


それをどこかで発散出来ている子供は良いのですが、(たとえばスポーツクラブに入っているなど)

それが出来ない子供は、どんどん恨みという形に変わってきてしまいます。


こうなると親子という関係が薄れて来て、ただ恨みつらみという感情が膨らんでしまうのです。


そして一番いけないことは、お父さんが怒っている時に、お母さんもが一緒に怒ることが一番

行けない行為です。子供には、どこかに逃げ道を作っておく必要があるのです。

これは、おじいちゃん、おばあちゃんがいるご家庭でも同じことが言えます。

1人が怒っている時には、口をはさまないこと、子供が逃げてこられる場所(人)を作ること。



親は子供を所有物のように、自分の感情の赴くままに行動させることは、決して許されること

ではないのです。


子供は小さくても、1人の人間であり個性を持った人間でもあるのです。



もちろん叩くという行為も、時としては必要があるかもしれません。

しかし、怒る度に叩くのではなく、ここぞという時に叩くだけにとどめたいものです。



そして、普段は愛情を持って接する事も必要です。

これは、甘やかしとは別物なので、はき違えないようにしたいものです。


子供はしっかり親の行動を見て育ちます。そして子供なりの感情が芽生えて行くのです。


親子関係をずっと良いままに、大人になった子供は、決して親を裏切ることはありません。



子育てとは、親である以上いつまで経っても続く課題なのですから・・・。



それならば、感情的にしつけや教育していくのではなく、1人の人間としての個性を尊重しながら

育てて行くことも、親にも必要な行為なのだと思うのです。












.




0 件のコメント:

コメントを投稿