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我が家の私の寝室にある時計のお話です。
今年の2012年1月に入ってからすぐのことです。
昨年の年末ぐらいから、時計の動きがおかしくて、電池切れかなぁ~とほおっておいたのですが、
やはり新年を迎え、これではいけないだろうと電池を変えました。
どこにでもあるようなありふれた丸いフレームが白からアイボリーに変わり・・・(笑)
それは安物だった割には、20年近くもコチコチ時を刻んでいた時計です。
電池を変えながらも、時を正確に刻んでいた時計が、今年に入り電池を変えてもうまく動いてくれ
ないのです。壁に掛けてあるその時計は、電池を変える時以外は触ることは無いので・・・
メンテナンスもしたことが無いので、やはり寿命なのでしょうか?
しかし不思議なことに電池を変えてからも、その時計はちゃんとコチコチ動いてはいるのです。
ちゃんと時は刻んでいて、動いているのですが・・・その動きは非常に遅く・・・。
決してコチコチという動きは止まることは無いのですが、動きが遅いのです。
時間で言うと6時間ぐらい狂ってきているのです。それでも、もう3カ月にもなるのです。
しかし何故だかこの時計を私は外す気がしなくて、今だにコチコチ動いているのを見ているのです。
ふっと思い出すように、この時計を眺めては、何だか自分を見ているような気がするのです。
正確な時を刻んでいない時計は、時計としての役割は果たせなくても、ゆっくり時間をかけても
動くことに意味があるんだよ!と教えてくれている気がするのです。
ともすれば、人間はいつもせわしなく生活に追われて、あっという間に時間が過ぎていることが
多い中、止まることなく、ゆっくり考えながらでも、進んでいければいいんだよ!と思えるように、
教えられているような気がするのです。
忘れてはいけないのは、時と共に動いて行くということなのだと・・・教えてくれている気がします。
人それぞれにペースがあるように、みんなと同じ歩調で歩いて行けないのなら、自分のペースで
しっかり歩んでいければいいのだと、教えてくれているのかもしれません。
今の私の心境も、決して止まることが無いように・・・ゆっくりでも時を刻む時計のようにね!(笑)
今もしっかり動いている不思議な時計は、何かを私に教えてくれているような~気がするのです。
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