2016年3月19日土曜日

春のお彼岸~先祖供養とお墓参り

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17日から彼岸入り、

「彼岸」の本来の由来は、煩悩を脱した悟りの境地という意味があります。

そして、この春の彼岸の時期(3月17日~3月23日の7日間)の間に、先祖供養のお墓参りを

する期間を指し、彼岸入り(17日)春分の日(20日)の彼岸の中日、彼岸明け(23日)と設けられ

あちらの世界と結ぶ事ができる日とされ、この期間に、悟りが開けるようにと、仏道修行の期間と

も呼ばれ、彼岸会や法要が行われるところが多いのです。

一般的には、お墓参りの期間との認識をされている方も多いかと思います。


この時期には、特に満月前でもあり、あちらの世界の方々との距離が近くなります。(苦笑)


先日も、こんな事がありました。

入院しいている母の同じ病室のとなりの方のことですが、先週病室に行った時のことです。

いつもこちらを見て笑いかけてくださっていたので、いつも、ご挨拶をしていたのですが、先日

行った時には、東京から娘さんも来ていて、お話をしましたが、ご本人は、高熱を出されていて、

とてもしんどそうにされていて、目をつぶっていたので、ご挨拶を避けて帰りました。

しかし、帰ってからも、気になり、どうしようもなく気になったのです。


そして、今週水曜日に、病室に行くと、やはり、そこには、違う人が入っていらっしゃいました。

あの時、目をつぶっていらっしゃいましたが、一言声をかけて来れば良かったと後悔しました。


亡くなる前の人は、とてもさみしがります。

あの時、東京から来ていた娘さんも、その日のうちに帰ったはずで、きっと、ずっと誰かに居て

ほしいと願っていたはずだからです。


赤の他人の私が、一声かけたところで、寂しさを拭える訳ではありませんが、せめてもの別れに

なるならば、という思いでした。

きっとその後、ご家族の方も、いらっしゃったとは、思います。

しかし、私達は、皆つながりがある、魂と魂で繋がっている間柄なのです。


だから、お彼岸中には、先祖との繋がりを大切にするため供養をし、お墓参りをするのでしょう。


この時期、忘れていた方は、どうぞ、彼岸中に、お墓参りをしてくださいね。(微笑)




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