2013年7月11日木曜日

登山家・河野千鶴子さん~ 人として、女性として

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育児休暇や、女性のための制度が整ってきたといっても実情はまだまだ、女性の不利なことが

多い現代で、男女の生活のあり方意識を、もっと変える必要がると感じる現在ですが・・・。


その中で50代で目覚めた登山家の河野千鶴子さんには、同じ女性としての共感を得るところが

たくさん有り、昨日のテレビの再放送を見たのは、やはり偶然でない気がしました。



私は登山はしたことがないのですが、登山家の友達がいて、その友達は山に登るときには、

必ず遺書を書いて登っていました。その為、高い山ほどひとりでは登れないということも・・・。


それだけ過酷な山に登る意識をちゃんと持っていなければ危険ということなのだと、その時に感じ

ていたのですが、登山に魅力を感じる意識が私には理解できませんでした。



しかし、河野さんは、50代にして、人としての、女としての理不尽を感じ、そこで何かに解放された

かった思いが山に登られたのでしょう。


正直、三浦さんがエベレスト登頂に成功したというニュースを聞いたときには、何も感じませんで

たが、この河野さんには、その時の目覚めた意識を感じ、同じ女性としてのこれからである人生が

とても残念で、とても悔しかったことだと感じました。



66才で、最後のダウラギリ1峰に登った河野さんは、その前のパーティーで女性であること、

体力的に無理であろうと指摘され登山パーティーから外されたこと、それによってたった2名で

ダウラギリに登った彼女の思いが、この世の中の理不尽を変えたい意識として、とても強く感じ

られたのです。



山に登るのには、お金もサポートの人との連携もたくさん必要です。それをあえて2人で登った

ことは、はたから見たら、無謀の一言です。


そこでサポートしていた人が怪我をして動けなくなり、もう少しで山頂というところで、引き返す

決断をした彼女は、人を救うことを選んだのです。


そのあとの悪天候のために亡くなった河野さんですが、彼女の最後まで、人を人として扱うことの

大切さ、自分の目的も大事だけれど、人を優先することの大事さ、人を救うことの出来ることへの

努力を、最後まであきらめずに行動をとり動いた彼女の思いが、とてもよく分かり、よくやった!

という思いです



女性として、母として、仕事をして、そして開花した意識を自分のものにしたい意識、いくつもの

壁に閉ざされながらも、自分の本当の思いに目覚めた河野さん、本当に残念でなりません。


しかし、彼女の女性にとっての理不尽な世界を変えたい想いは伝わったことでしょう。


そのためにも、女性であること、人としての扱いの意識を、私達、女性自身も、もっと意識レベル

を上げる必要があるのです。



女性の多い職場での、陰湿ないじめなどは、論外と考えなければ意識レベルは向上しません。

また、ネットなどによる中傷や書き込みも同じように、見えなければ大丈夫という低意識も変える

必要があるでしょう。(私も女性であるための中傷書き込みの経験がありますから・・・。)


意識向上のための一歩が、人を愛すること、自分を愛するように、人に接することのできる態度、

それらを念頭に、自分の意識レベルをあげましょう。


そして、もっと女性として、人としての尊厳を重視していく世の中に変える努力をしていきましょう。



そのための意識を変えるには、意識を変えようという思いがなければ、意識は変わりません。(笑)


      ~ これは、男性にも女性にも同じように言えることなのですから!(笑)






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