2013年3月30日土曜日

いくつになっても親から見た子供は子供なのです

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子を持つ親にとって、子供がいくつになっても、親から見たら子供で、子供のためなら、

どんなことも厭わない・・・。


しかし、思春期の子供は、とかく親を毛嫌いする時期があります。



たとえば・・・


家に友達を呼びたがらない・・・そんな理由の一つに、親を見せたくない・・・見られたくないと・・・。

とても綺麗でスマートな両親なら鼻高々と友達にも紹介して、家にも呼びたがるでしょう。

しかし、一般的な家庭で、思春期を迎える年は、親はもう30歳を超え、結婚が遅い場合は、

40代中頃も珍しくないはずです。


体型も髪の毛も後退する時期に差し掛かります。(笑)

思春期の彼らには耐え難い実態となりえます。



しかし、困ったときには、親を頼りたいのも子供で、親を都合の良いように使います。



たとえば・・・


お小遣いが欲しいとき、親にねだり、少しでも多くお金がもらえるように擦り寄ってきます。

親も甘いものでその時は、ついつい・・・となってしまいがちです。



大きくなって子供が成人しても、それは変わりないのです。



たとえば・・・


息子が割烹などのお店を開いたとして、お金を払ってお店に来てくれる両親は、とても良い

お客さまなのですが、親は子供のために手伝いたいと裏でゴソゴソしながら、ついお客様にも

愛想笑いをしに、お店の中をうろつき出すと、子供はもうそれだけで、機嫌が悪くなります。


親は、無償で子供のためを思ってする行動が、子供にとっては迷惑な話になってしまうのです。

これは、思春期の子供と同じ心理だと思うのです。


親にとっては、いくつになっても、子供に無償の愛情表現として、何でもしてあげたいとの思いが

アダになってしまう悲劇なのです。



子供はいつも親に対して、知らずに甘えることが許されてしまう、そんな親子関係、しかし子供が

しっかりとしたポリシーを持つ大人に成長しても、子供はいつも親に対してだけは強気なのです。



親もそれを分かりながらも、我が子のすることは、いつも心配で、いくつになっても心配なのです。

だからついつい子供が怒ることでも平気で出来てしまうのです。



子供が成長して大人になったと自覚するならば、しらずに甘えてしまう行為をやめなければ、

本当に自立した大人になったとは、言えないのではないでしょうか?


親も、いくつになっても子供は心配ですが、少し一歩下がって子供を見ることが出来るように

なりたいものです。



しかし、親子である以上、切っても切れない縁なのですから、お互いを思いやりながらも、


お互いが一線を引きながら接することが、より良い親子関係を維持するコツかもしれません。


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