2014年5月6日火曜日

京都・永観堂 禅林寺~みかえり阿弥陀如来像とのご縁

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今日は、京都の永観堂 禅林寺にある、みかえり阿弥陀如来とのご縁を頂いたお話。(笑)


数日前に、あまりテレビを見ない私ですが、ふっと思いつき、テレビのスイッチを入れたところ、

何かお寺のような風景が目に入ってきました。


何気なく見ていて、永観堂のお話か、予告か分かりませんが、その中で【みかえり阿弥陀如来像】

まさしく阿弥陀如来像がうしろを振り返っているお姿を目にして、「こんな格好をした阿弥陀如来像

もあるんだ・・・。」と見ていました。それを見ていたのは、ほんの2~3分のことでした。


しかし、うちのアッシー君(主人)(笑)は、今だに京都のお寺めぐりをしていますが、昨日も、雨が

降っているにもかかわらず、どこへ行くとも言わずに出かけて行きましたが・・・。(人ごみが嫌いで

昨日も帰るまで、どこに行っていたのか知りませんが、ひとり散策を楽しんでいるような人です。)


帰って来るなり、あまりいつもお土産など買わないひとが、お土産と言って見せたのが、まさしく

その、永楽堂のみかえり阿弥陀如来像の写真の裏に鏡がついているもので、【みかえり かがみ】

というものでした。


その説明書に目をやると・・・


重要文化財 みかえり 阿弥陀如来とあり、

当山の中興永観律師が永保2年2月15日念仏行道中、

壇上より降り給える阿弥陀仏が「永観 遅し」と・・・云々とありました。



調べてみると、この永観というお方は、50歳の時のこと、2月15日の払暁(あけがた)に、

底冷えのするお堂で、阿弥陀像の周りで念仏して行道していた時のこと、その阿弥陀像が壇上

から降りて、永観の前を行道し始め、永観が驚いて立ち尽くすと、阿弥陀さまは、左肩ごしに

振り返って「永観 遅し」と、お言葉をかけたとありました。


そのお姿を見た永観は、何と慈悲深いお姿と心にとめ、後世にそのお姿を伝えたいと、今のお姿

の【みかえり 阿弥陀如来像】となったとありました。


これを見て、私は、その【時】にびっくりしたのです。

まさしく、2月15日は、私の誕生日の日で、偶然にも一致していて驚きでした。

それを買って帰ったアッシー君(主人)は、無意識で知らずに買って帰ったとのこと。(笑)



そして、永観律師の作ったものに、現代風に解釈されたものに

自分よりおくれる者たちを待つ姿勢。

自分自身の位置をかえりみる姿勢。

愛や情けをかける姿勢。

思いやり深く周囲をみつめる姿勢。

衆生とともに正しく前へ進むためのリーダーの把握のふりむき。


真正面からおびただしい人々の心を濃く受けても、なお正面にまわれない人びとのことを

案じて、横をみかえられずにはいられない阿弥陀仏のみ心。


そんな風に記されていたのでした。



これを見て、今の私との御縁を何となく感じたのは、2月15日に入滅されたお釈迦様とのことで

お釈迦様は、阿弥陀如来とは、先生と弟子の関係であられたとのことで、深い縁を感じました。

このみかえり阿弥陀如来が今、私のところに来た意味を考えているところではありますが・・・(笑)


もしかしたら・・・

「榊 何を、もたもたやっているのだ!」・・・とお叱りの声かもしれない?(笑)などとも考えられる?

そんなことを考えながら・・・この御縁の意味するところを、深く考えたい、私なのでした。(笑)


そして、こういったご縁は、ある日突然にやって来るもので、しかし、日頃の「良き、お導きを」と

願っている心が、縁を頂けているのかも知れません。(笑)


                 ~ 願う心は、必ず届く、そんな実感でもありました。




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